飯塚宿は、現在本町商店街の中にあり、当時の面影はほとんど残されていません。所々に、「遺跡」を示す表示(石柱)がされています。問屋場跡、恵比須石跡、飯塚宿案内図、白水橋跡がありました。
商店街に入ってなかほどに、カラクリ時計(写真左上)があり、毎時刻には、長崎街道を行き来する様子をみることができます。また、商店街の南側には、当時の様子を描いた壁面(写真下)があり、小倉から長崎までの宿場が記されています。
毎年毎年11月にはおいらん道中や仮装行列などのイベントを中心とした宿場祭りが開催されます。
08年4月21日、飯塚市中心商店街の一部(現在復旧工事中)で発生した火事は、幸いにも、けが人はありませんでしたが、焼失面積6100uの大火となりました。1日も早い復興をのぞみたいと思いました。
飯塚宿のちょっと手前・幸袋に、旧伊藤伝右衛門の屋敷があります。長崎街道に面しており、総面積2000坪の庭園と屋敷が、074月から一般公開されています。
筆者が訪れた8月12日は、観光客が少なく、ゆったりと説明を聞きながら、見てまわりりました。一度来たことがあるという知人は、その時の人の多さで、「ベルトコンベア並だった」と、今回のゆったりした訪問を喜んでいました。
【あし】JR筑豊本線(福北ゆたか線)新飯塚駅から徒歩約30分。
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