内野宿は、国道200号線からはずれたところにあり、江戸時代そのままに道が残り、宿場の面影をとどめています。
西構口(山家宿側)から東構口(飯塚宿側)まで約600bもあり、そのほぼ中央で逆T字型に本陣(お茶屋)へ道は向かっています。本陣跡は今は何もありませんが、CGで再現された建物と間取りなどが記された看板が立っています。そして本陣の脇を通って、道は太宰府へと続いていました。(現在は通れません)
飯塚宿へ3里7丁(約12・7q)、山家宿へ2里20丁(約10q)。山家宿との間に、難所中の難所・冷水峠があります。 冷水峠には、当時のままの石畳が残されています。1996年に文化庁の「歴史の道百選」に選定されました。
大名の参勤交代、オランダ商館長、長崎奉行、幕府高官等の往来など、交通煩雑で宿場として非常に栄えていました。
福岡藩歴代の藩主は度々、内野宿を本拠にして狩りをしていました。内野宿については、大火が何度となくあり、古い資料等がほとんど残っていないそうです。
宿場跡のあちこちに立て看板があり、当時の様子を詳しく記してあります。その中の1軒は、建物の中を見学できますが、休館の時がありますので注意してください。
【あし】
JR筑豊本線・筑前内野駅から徒歩約3分。列車の本数が極端にに少ないので要注意。
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